忍者ブログ
666
[518] [517] [516] [515] [514] [513] [512] [511] [510] [509] [508]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

THE LASTのノベライズ版読んでみました。

正直苦手な文章だな…と思ったのが最初の感想。あの文章量じゃなければたぶん読みきれなかった。あと各章のタイトルがこっぱずかしく感じてしまうのはわたしだけ?笑
一気に勢いで一度読みきっただけだから勘違いしてるところもあるかもしれませんが、ざっと感想。





- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -




映画で表現し切れてない箇所の補完にはいいかもしれません。
わたしは想像力に乏しい人間なので、助けられた部分も多かったけど、ただ一方で、自分が映画を観て抱いた印象とかなり異なった部分もあったので、どっちもどっちかな…という感じ。
(そもそも補完のために小説読ませるんじゃなく劇中で表現しなさいよという話でもあるし)

なので、映画で充分満足しているのなら、特に読む必要も無いかな…。

個人的には、ナルトくんがヒナタのへ心を寄せていく経過は良かった。映画の中でもランデブーは描かれてたけど、きちんとナルトくんが異性としてヒナタを見つめるシーンが丁寧に描かれている。ナルトくんがヒナタに向ける視線ひとつから、彼が恋を知らない少年から、異性を求める青年に変わっていったのだなぁ…と気恥ずかしくなったり。

あとカカシ先生の「勘」についても、ただの勘じゃないことがわかってよかった笑
いや…膨大な情報や経験を元に動きを決める彼が、ただひとつ勘なんて言葉だけを頼りに動いてるなんて思ってもいないけど、表面だけ掬ってみたらなんていい加減な里長…と見られかねないよ、と勝手に心配していたから…笑

そしてサクラは幻術タイプ、の伏線がようやく回収されたシーン…!
映画ではバッサリ切られちゃったけど…!そしたら回想シーンでもかかさくちゃん観られたのに;;;;(クズ)

ぱっと思いつくのはこのあたり。


ちょっと風邪引いたりして映画まだ二度目行けてないんですけど、次に注意して観たいところ、二度目観る前にメモ。

地球最後の日、誰と過ごすか、という授業。
あのときナルトくんはサクラちゃんに、「俺がサクラちゃんを守る」という言葉をかけていました(サクラちゃんは断っていたけど)
そして実際誰の名前も書けずにいナルトくん。だけど以前のナルトくんなら、迷い無くサクラちゃんて書いたんじゃないかな??

もちろんこれからヒナタとの物語を盛り上げるための布石だから、サクラちゃんに固執するようなシーンをあえて入れないようにした配慮かもしれないけど…。
(ノベライズではナルトくんは、サクラちゃんの紙にサスケくんの名前が書かれているのを見てチックショー!とがっかりするシーンがありました。ナルトくんがサクラちゃんに抱いた感情は対抗心からという表現があったけど、だとしたらなおさらこのシーン入れて欲しかったな。恋を知らない男の子が露骨に落ち込む。そこで気付く。サスケくんを好きだからサスケくんの名前を書いたサクラちゃん、そしてヒナタが書いた名前はナルトくん。ということはこれって…???という)


そしてナルトくんとサクラちゃんのシーン。
わたしはやっぱり、ナルトくんはサクラちゃんを、ちゃんと好きだったと思ってる。孤独で愛に飢えたガキだったから、サスケくんにまっすぐに注がれるサクラちゃんの愛情を羨ましいな、自分も欲しいな、それがきっかけだったかもしれないけど、そんなサクラちゃんの真剣なまなざしを見つめて叶わないなと身を引いたのも、幸せになってくれと願うのも、ある愛の形には違いないし、対抗心からくる勘違いだなんて思わない。

だけどここにきて、ヒナタから向けられる愛情に気づいた。ずっとずっとずっと欲しくてたまらなかったものが、実はずっとずっとずっと前から向けられていた。気がつかなかっただけで。
でもそれじゃあ自分がサクラちゃんに抱いていた感情は???パンク状態なナルトくん。

そこでサクラちゃんが、対抗心、という言葉を使う。
ナルトくんはそれに対して、何も言わない。言えない。
サクラちゃんはナルトくんが迷いを感じていることを察して、わざとそんな言い方をしたんだと思っている。
対抗心、そういうことにしましょう。だから今、あなたに向けられている愛情に迷わないで。手を伸ばしたいと思った心に素直になって。

くどいようだけど、ナルトくんのサクラちゃんへの想いはそんなひとことで片付けられるものではないと思っている。
サクラちゃんもきっと気付いていた。だけど、自分ではナルトくんを、ヒナタのようにまっすぐには想ってあげられないから、わたしじゃないのよ、と気付かせてあげたい。あなたがいま、ヒナタから向けられていた愛に気がついて、感じた素直な気持ちを大切にして、と。
そんな優しさから、その簡単な言葉でわざと片付けたんだと。ここらへん考え出すとサクラちゃんへの愛しさがつのりまくってどうにかなりそう…絶対次観たら泣く。

なるさくちゃんはね。将来じーさんばーさんになって、「あのときああ言われたけど、おれ、本当にサクラちゃんのこと好きだったよ」「知ってたわよ、ばかね」っていうくらいがいまはベストかな…。
恋人としては結ばれなかったけど、とてもとても尊い関係だと思っています。


わたし実はさっさくって、二次創作は好きだったけど公式で見てもいまいち盛り上がらなかったんです。
なんでだろ、と考えて、気付きました。サクラちゃんが痛々しく見えてしまっていたから。
もっとそばで、あなたを優しく大切にしてくれるひとはいるのに、どうしてそんなつらい愛を求めるのか。
自分には到底できないし、見るのもつらい。だからあまり好きになれなかった。

でも映画を観た後、本当に心から思う。どんな媒体でもいいから、さっさくの馴れ初めを描いて欲しい。
いろんな二次創作も読んだ、自分でも想像した。妄想家だから、その余地を奪われるつらさみたいなものもわかってるつもりだけど、それでもさっさくに関しては、きしもと先生による正解が欲しい。
サクラちゃんを、幸せにしてあげてほしい。

なるひなの軌跡をここまで丁寧に描いたのだから、その立役者ともいえるサクラちゃんの幸せも、どうか、どうか、公式でミッチリ描いてくださいお願いします…!
サクラちゃんが幸せの涙を流すその瞬間を見届けるまで、わたしはしがみ付いていこうと思ってます。

(ただ平行世界でかかさくちゃん妄想もするけどね!!!)


最後に、なるさくちゃん尊すぎて勢いで描いた絵を置いていきます…
恋人にはならなくても、いつでもお互いを思い遣る気持ちはあのころのままだし、悲しいときは支えてあげるし、うれしいときには一緒に喜ぶし、ずっとずっと変わらないよね。
PR
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
Powered by ニンジャブログ  Designed by 穂高
Copyright © 666 All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]