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紅の豚はハヤオ作品の中でも、歳をとればとるにつれ、どんどんと自分の中でのランキングの上位に位置するようになってきている。
昔からぼんやりとかっこよいとは思っていたけど、でもなんだか、そんな作品の中にも、なんだか妙な違和感と言うか、どうにも気になる点があったんですよ。それはもう不快に近いくらいの。

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フィオなんだな。フィオがジーナを喰うのがすごい嫌いなんですよ。
うまく言えないんだけど、せっかく大人の物語に酔った思いに水をさされる感じというか、急に現実に帰るというか。もっと浸っていたいのに、あっさりと夢から醒まされる感じ。

初めて見たときからずいぶんとわたしを歳をとったし、だから今なら少しは大人になった目で見れるかなぁと思いきや、今でも相変わらず、ポルコの隠れ家で空賊がこぞってフィオに寝返るシーンが、なんだかもう悔しくてたまらない。
フィオによってジーナの存在がかすむのが許せない。いや存在感は間違いなくあるんだけど、実際の出演時間はほんとにわずかよ。

もっと、作品における…というよりも、ポルコにおけるヒロインがジーナであることを示すシーンが欲しい。
前半あんだけ盛り上げるだけ盛り上げといて、新たな若い目が出てきたらアッサリそっちかよ、って言うね。子供ばっかりかわいがるのが許せないんですよ。
だってジーナはわたしと違って本当の大人だから、そんなの引いて若い子に譲るに決まっているんだもの。その様子がまた、自分が相変わらず大人になりきれずにいるんだということを自覚させ、それが悔しいというか。
最後に締めてくれるとは言えさ…。

せめて絶対の存在である主人公・ポルコが「愛している」とかいう決定打でも言えばまた違ったんだろうけど。
でも果たしてそれをポルコが言ったとしたら、ここまでこの作品を好きで、こんなに思い入れを語れるかどうかは、難しいところですよねぇ。

そんなわけで、ほんとにほぼ完璧な映画なんだけど、フィオの一点によってものすごいモヤモヤをした想いを抱えながら毎回見ているという、なんとも複雑な1本です。紅の豚。
すいませんね意味わからないことのたまって。とにかくこの理不尽さをどうにか伝えたい。

しかしボコボコにされるポルコ見てたら、なんだか垂金権造思い出しちゃった。
…なんて言ってわかるひとが果たしてどれくらいいるのか。ゆうはくですよ…。


そういえば昨日書き損ねましたが、がっつりジーノちゃん堪能してます(^ω^)
明日明るいときにでも撮影会しなきゃ~(w
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